会員の皆様へ

                         

謹んで 新年のごあいさつを申し上げます。昨年5月、コロナ禍が下火になったかに見えて開催した総会・懇親会では、4年振りで皆様にお会いいたしました。ふるさと猪苗代からは前後町長さんをはじめ多くの皆様にお出でいただき、希望に満ちた楽しいひと時でした。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

戦乱が続くウクライナ、パレスチナを憂えながら迎えた元旦に悲惨な地震が能登半島を襲いました。翌日には羽田空港での衝突事故が世界に衝撃を与えるという大変な幕開けとなりました。

能登半島の倒壊家屋の有様は、目を覆うばかりで、当初の予想を遥かに超えるものでした。犠牲になられた方のご冥福と被災者の皆様が一刻も早く平穏な生活に戻っていただくことを祈るばかりです。

猪苗代では、二瓶盛一新町長の力強い町政がスタートしています。全国的な問題でもある人口減少、少子高齢化、空き家の増加など一朝一夕で解決できることではありませんがその進展を切に期待いたします。

私の脳裏に映る猪苗代は建物は古くても、茅葺の農家、瓦葺や杉皮葺の商店や家屋にはどれもがそこで生活を営む人々、美しい自然と融け合っていました。猪苗代平野の広い田畑はすき間なく実りをもたらし、小学校、中学校は一教室50人で活気が漲っていました。子供たちの活気は今も変わりません。役場からお送りいただいている「広報猪苗代」の表紙を飾る少年少女の姿は故郷の明るい未来を強く感じさせます。磐梯山の懐に抱かれた猪苗代が、いつまでも住みよく、美しく、誇れるふるさとであることが私たちの願いです。

東京猪苗代町民会は猪苗代町をふるさとにする首都圏在住の皆様の交流親睦の会として、平成2年に発足しました。34年を経た現在、発足時280名の会員数が140名となりました。会員の高齢化は役員の高齢化につながり、若返りをはかっておりますが、難しい状態です。けれどもこれも、諦めてはいません。昨年の総会・懇親会に、町からお出でいただいたご来賓が東京に住むお嬢さんを会員にしてくださいました。

今年度の「総会・懇親会」は511日(土)を予定しております。会場は四ツ谷駅から、徒歩1分の「主婦会館」です。猪苗代ご出身のお友達、ご親戚、ご兄弟また、お生まれは猪苗代でなくても、関心をお持ちの方ならどうかお誘いください。

猪苗代のお隣り、北塩原村でも「在京北塩原会」が結成されて毎年総会を開いています。美しい磐梯山の表と裏、どちらも静穏で自然を楽しむ人々で賑わうふるさとでありますように。 

当ホームページは編集担当者が不在となってしまい、更新も中断していましたが、なんとか態勢を整えて、公開を維持していきたいと努力しているところです。

 皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。

 

                     令和61

 

                         東京猪苗代町民会 会長代行  林  壽一